たるみ・ほうれい線
2018.09.18

口元のたるみを解消するには?口角を上げるエクササイズ

誰もが気になる「口元のたるみ」。口角が下がっている、ほうれい線が目立つ、二重あごになる・・・など、さまざまな肌トラブルにより老けこんで見えてしまいます。今回は、口元のたるみを解消する方法をご紹介します。

監修医師

監修 Ema鍼灸マッサージ治療院 院長  江波戸恵美

いつの間にか目立つようになる「口角の下がり」や「ほうれい線」、「二重あご」。たまたま、肌の調子が悪いときだから目立つのだろう…と放置していると、やがてそのまま固定されてしまい、老け見えの原因になってしまうことも。

今回はたるみの原因と、たるみを解消するためのエクササイズを中心にお伝えします。

口元のたるみを引き起こす原因

口元のたるみが起こる原因としては、3点あります。

表情筋の衰え

顔にはさまざまな表情を作り出す表情筋があります。代表的な表情筋には、以下のようなものがあります。

  • 前頭筋(ぜんとうきん)…おでこにあり、眉を上げるなどして目元の表情を作る筋肉
  • 眼輪筋(がんりんきん)…目の上下で皮膚や脂肪を支え、まばたきなどに使われる筋肉
  • 頬筋(きょうきん)…頬にあり、口角を上げるのに使われる筋肉
  • 口輪筋(こうりんきん)…口元を取り囲んで皮膚を支え、唇の動きを作り出す筋肉
  • 頤筋(おとがいきん)…唇下から顎に伸び、顎先の皮膚を引き締めている筋肉

表情筋が衰えると顔の皮膚や脂肪を支えられなくなるため、肌にハリがなくなり、たるみの原因となります。なかでも口の周りを支える口輪筋が衰えると、口元にたるみやシワが目立つようになります。

口輪筋や頤筋など口元の表情筋の衰えには、体重の増加によるむくみや、姿勢の悪さ、噛み合わせなども影響していることがあります。

乾燥による線維芽細胞の衰え

私たちの肌の奥にある真皮という部分では、コラーゲンとエラスチンというタンパク質の線維が網の目のようにはりめぐらされ、その内部にヒアルロン酸などゼリー状の物質が水を抱えて存在することで、肌のハリ・弾力を生み出しています。

しかし、加齢や外界からの刺激、乾燥などによってコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出す線維芽細胞の働きが鈍くなると、肌のハリ・弾力を担っている物質も減少。口元のたるみやジワ、ほうれい線が目立つようになってしまうのです。

日常で浴びる紫外線

紫外線には肌の表面を黒く日焼けさせるUV-B波のほか、より長い波長で真皮まで届き、真皮層のコラーゲンやエラスチンを変性させるUV-A波もあります。生活紫外線とも呼ばれているUV-A波は一年中降り注いでおり、長い時間をかけて肌のハリを低下させていきます。

口元のたるみをケアして口角を上げるには?

口元のたるみは、できてしまってからケアするのはとても大変です。日頃から十分な睡眠や栄養バランスを考えた食事、適切なスキンケアによりすこやかな肌を作るとともに、スマホの使いすぎや頬杖など悪い姿勢を正したり、表情筋を鍛えることで、たるみの発生を防ぎましょう。

表情筋を鍛えるエクササイズ

口元の表情筋は、日頃から笑顔を作る、会話をする、左右バランスよく噛んで食べるなどして鍛えることができます。しかし、衰えを感じているようであれば、入浴中やスキンケアのときに数分のエクササイズをとり入れるのもよいでしょう。

ここでは、表情筋の中でも「口輪筋」を鍛える簡単なエクササイズをご紹介します。

「割り箸をくわえるだけ」エクササイズ

  1. 割り箸を前歯でくわえ、唇を閉じる
  2. 上下の唇をつけたまま唇を横に伸ばし、これを5秒間キープ
  3. 唇を閉じたまま口角を上げ、5秒キープ

「あごを引くだけ」エクササイズ

  1. あごを引く
  2. 口角を上げ、自然な笑顔をキープ

「あいうえお」の形にするエクササイズ

  1. 上を向き、あごを突き上げる
  2. 舌を突き出して5秒間キープ
  3. 顔を正面にし、「あ」「い」「う」「え」「お」の形の口を作る
  4. 口を横に広げて5秒間キープ
  5. 口を縦に伸ばす
  6. 「お」の形にして、5秒間キープ
  7. 口を小さくし、頬の中に水を入れるイメージでへこませる
  8. 口角を上げて5秒間キープ

どのエクササイズもあまりコストもかからず、時間も5分未満でできるもの。口元のたるみやほうれい線、シワが気になる人は継続的に実践してみてください。筋力アップでハリを強化します。

たるみをケアするマッサージ

顔のマッサージをすると、血行を促進して老廃物の排出がスムーズになり、むくみを防ぐことができます。ただし、マッサージ中に指先に力を込めたり、肌を摩擦すると、たるみを悪化させたり、傷や赤みをつけるおそれもあるので注意が必要です。

マッサージを行うときはすべりのよいマッサージ用のクリームやオイルを使うことが大切です。そして、顔の内側から外側へ、リンパの流れに沿ってなでるように指をすべらせ、耳の前から首筋から鎖骨にかけて流しましょう。

こまめな紫外線対策

紫外線は肌にじわじわとダメージを与えます。日頃からしっかりと紫外線対策をおこないましょう。

日焼け止めを塗る
日焼け止めやUVカット化粧品の効果は、SPFとPAという数値で表示されています。数値が高いと肌への刺激も強いので、シーンによって使い分けましょう。
日常的な買い物や散歩であれば、SPF20・PA++程度で十分です。屋外で軽いスポーツをするのであれば、SPF30~40・PA+++を、屋外で激しい運動や炎天下でレジャースポーツをするならSPF50・PA++++を選ぶのがおすすめです。

敏感肌の場合は、「紫外線散乱剤」や「ノンケミカル処方」のものを選んだり、落とすときに専用のクレンジング剤がいらない「石けんで落とせる」などの表示を目安に選ぶとよいでしょう。
日焼け防止グッズを活用しよう
日傘や帽子、UVカット加工のサングラスやストール、カーディガンなども多く販売されています。日焼け止めと合わせて上手に活用しましょう。
紫外線の強い時間帯は外出しない
紫外線がもっとも強いのは、午前10時〜午後2時ごろです。その時間帯は外出を控えましょう。
紫外線は春になる4月あたりから増え始め、7~8月にピークを迎えます。しかし、冬でも紫外線がないわけではありません。紫外線対策は年中必要なものだと考えましょう。

効果的な化粧品とスキンケア方法

残念ながら、口元のたるみに直接効果が期待できる化粧品はありません。しかし、日頃からうるおったすこやかな肌をキープすることによって、乾燥小ジワやたるみ、シミ・くすみなどエイジングサインの発生や進行を遅らせることは可能です。

特にたるみが気になるときは、活性酸素の発生を抑えてコラーゲンの生成を助けるビタミンC誘導体や、真皮の線維芽細胞を活性化させるレチノール(ビタミンA)などの成分に注目するのもよいでしょう。

たるみが起こってからでは遅いので、たるみが進行しないように早めのケアが大事です。

まとめ

口元のたるみは、エクササイズなどに気をつけることである程度解消されます。口元がたるむと老け込んで見えてしまうため、年齢を重ねたらしっかり対策をして、自分の美を最大限に引き出しましょう。

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