たるみ・ほうれい線
2018.09.18

顔のたるみの原因は?日常でできるたるみの予防方法

30代後半頃から、顔にたるみを感じ始めることがあります。毎日きちんとスキンケアをしているのに、肌はなぜたるんでしまうのでしょうか。ここでは顔のたるみの原因と、日常で簡単にできる予防方法をご紹介します。

監修医師

監修 Ema鍼灸マッサージ治療院 院長  江波戸恵美

30代後半から40代にもなると、顔のたるみを感じ始めることもあるでしょう。何気なくショーウィンドーや窓ガラスを覗き込んだときなどに、いつもとは様子が違う自分の顔を見て愕然とすることも…。

今まできちんとケアをしてきたのに、肌はどうしてたるんでしまうのでしょうか。この記事では肌がたるむ原因と、たるみを予防するケア方法についてご紹介します。

顔がたるむ原因とは?

スキンケアやマッサージなど、時間も費用もそれなりにかけてケアしてきたのに、顔のたるみが気になる…という人も多いことでしょう。まずは、顔がたるむ原因から説明していきます。

顔の筋肉(表情筋)の衰え

顔の皮膚の下にはいくつもの筋肉からなる表情筋があります。笑ったり、悲しんだり、豊かな表情はこの表情筋によって作られているのですが、あまり表情を動かさなかったり、年齢を重ねることによって表情筋は衰えてしまいます。

表情筋は皮膚を下から直接支える土台となっているので、土台が緩むと肌もたるみを起こしてしまいます。

肌の弾力低下

皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下組織の3層で構成されています。肌のハリや弾力に影響を与えているのは、このなかの真皮です。真皮には、網状に組み合わさっているコラーゲンとエラスチンがあり、その間にうるおい成分であるヒアルロン酸が水分を抱えて存在しています。

加齢やストレス、外部からのダメージにより、真皮を支えているコラーゲンとエラスチンが破壊されるとたるみにつながります。

皮下脂肪の衰えや肥大化

加齢によって顔の皮下脂肪が減少することで、たるんでしまうこともあります。「痩せたら、引き締まるはずじゃないの?」と不思議に思う人もいますよね。ピンとハリのある肌の状態なら、脂肪が減った分、引き締まります。しかし、加齢により表皮も薄くなり、弾力が失われた肌では、急激に皮下脂肪が減少すると、しわになったりたるんだりします。

また、顔の皮下脂肪が多すぎることでも、重力の影響でたるみを起こすことがあります。

日々の生活で肌のたるみを予防する方法

年齢を止めることはできませんが、肌のたるみは予防したいですよね。日々の生活の中で、たるみを予防する方法を紹介します。

紫外線対策

肌のハリや弾力を保つためには、真皮にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の働きが大切です。しかし、紫外線を浴びるとこれらの成分を生み出す線維芽細胞がダメージを受けてしまいます。結果的にハリのある肌を保つ成分が減少し、肌にたるみが生じてしまうのです。

紫外線によるダメージには、夏の間だけではなく、季節を問わず気をつける必要があります。真皮にまで届く紫外線は、窓も通過するので、室内で過ごしていても油断はできません。日焼け止めを塗るなどのUV対策は怠らないようにしましょう。

保湿中心のスキンケア

たるみを予防するためには保湿ケアが必要です。肌の乾燥を放っておくと、まず表皮のうるおいが不足し、外部刺激から肌を守っているバリア機能が低下することで、真皮がダメージを受けやすくなります。

また、乾燥した肌はしなやかさが失われ、シワができやすくなります。肌の水分をキープするために、保湿効果のあるスキンケア化粧品を正しく使ってケアをするようにしましょう。

肌をすこやかに保つには清潔にすることも大切ですが、洗顔やクレンジングでは、肌に必要な皮脂まで落としてしまわないようにしましょう。肌を摩擦しすぎないようやさしく洗い、ぬるま湯で丁寧にすすいでから、すみやかに保湿ケアを行ってください。

顔のたるみを予防する食事方法

適度な飲酒には血行を促し、ストレスを緩和する働きがあります。しかし、飲みすぎるとすこやかな肌を作るのに欠かせないビタミンがアルコールの分解に利用されてしまい、肌荒れや老化につながります。お酒はほどほどにし、肌によい栄養素をたくさん摂りましょう。

たるみ予防のために積極的に摂りたい栄養素は、コラーゲンの材料となるタンパク質や、合成をサポートする大豆イソフラボン、ビタミンC、紫外線によって増えた活性酸素のダメージを中和するポリフェノールなどです。

タンパク質は肉や魚、卵、大豆製品などに多く含まれています。大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た性質を持ち、保湿成分の生成に関わり、大豆製品に含まれています。

ビタミンCは赤ピーマンやブロッコリー、菜の花、レモンなどの柑橘類やキウイ、イチゴなどから摂ることができます。またポリフェノールはトマトやなす、玉ネギ、ブルーベリー、ココアなどに含まれています。

禁煙や良質な睡眠で体質改善

喫煙を続けるとニコチンによって血管が収縮、肌に酸素が行き渡らなくなります。また、ニコチンなどの有害物質を攻撃するために多量の活性酸素が発生し、その活性酸素を無害化するために、肌のハリを生み出すコラーゲン生成に使われるはずのビタミンCが大量に消費されてしまいます。美肌を保ちたいのであれば、できるだけはやく禁煙しましょう。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌の正常なターンオーバーを保つのに重要です。睡眠不足が続くと、肌の新陳代謝が行われず、肌はハリを失い、たるんだりくすんだりしてしまいます。健康のためだけではなく、美容のためにも良質な睡眠を心がけましょう。

表情筋を意識して使う

表情筋を意識的に動かすことで、皮膚や皮下脂肪を下支えしてたるみを予防するとともに、顔全体の血行を促し、酸素や栄養を行き渡らせることができます。

普段からよく笑う、周囲の人とよくコミュニケーションをとる、左右バランスよく噛んで食べるなど、表情筋を大きく動かすことを意識しましょう。また、あまり表情筋を使っていない人は、以下のような簡単な表情筋エクササイズを試してみるとよいでしょう。

  1. 割り箸を前歯で挟み、ゆっくりと唇の両端(口角)を上げていきます。
  2. 口角を上げたまま、30秒キープします。
  3. 割り箸を口に挟んだまま、口の周りの筋肉を動かして鍛えます。

まとめ

顔のたるみの原因は表情筋の衰え、肌のハリの減少、皮下脂肪の変化などによるものです。紫外線対策、肌の保湿を心がける、バランスが取れた食生活、禁煙と良質な睡眠を心がけることはたるみの予防につながります。簡単にできるエクササイズなども試して、顔のたるみ解消を目指しましょう。

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