ハリ不足
2018.09.13

肌にハリがある状態って?たるみ予防を目指すスキンケア&食事方法

30代後半になると、加齢の影響で肌のハリに悩むことが多くなるでしょう。紫外線や生活習慣の長年の蓄積が、肌悩みを引き起こす大きな要因になります。少しでもハリの悩みを感じたら、適切なスキンケア対策が必要です。今回は肌のたるみを予防する正しいスキンケアや、必要な栄養素をご紹介します。

監修医師

監修 美容家  船山葵

肌のハリが気になりだす人が多くなる30代後半。若々しい肌を保つためには、「ほうれい線」や「目尻のシワ」、また「毛穴や顔のたるみ」といった加齢サインを目立たせないことが重要です。肌のハリをキープするためには、具体的にどのような対策を施せばいいのでしょうか。

ハリのあるお肌の状態とは

ハリのある肌とは、弾力性の高い肌のことを指します。肌の内側には真皮とよばれる、肌の弾力を保つ層があります。真皮にコラーゲンやエラスチンが十分にいきわたっていると、肌に弾力が生まれます。さらに、真皮の外側にある表皮の角層が、水分を豊富に蓄えていると、バリア機能が正常に働き、外部刺激にも影響を受けにくい、健康で理想的な肌といえます。

肌のハリがなくなる原因

肌のハリがなくなってしまう原因として、どのようなものが考えられるのでしょうか?

ハリがなくなるのは老化現象?

肌のハリを担うコラーゲンやエラスチンは、真皮にある線維芽細胞によって産生されています。しかし加齢に伴い、線維芽細胞の産生力は低下してしまいます。年齢を重ねるとコラーゲンやエラスチンが、若い頃と同じようにはつくられません。コラーゲンやエラスチンなどのハリの元が減少すると、真皮がたるんでしまい、シワがつくられてしまいます。肌のハリがなくなりたるむことは、シワにつながる老化現象と考えることができるでしょう。

紫外線によるダメージ

肌のたるみを加速させる要素に、紫外線の影響もあります。紫外線は活性酸素を体内につくり出し、肌の表面だけでなく、内側の線維芽細胞にまでダメージを及ぼします。紫外線はコラーゲンやエラスチンを分解する酵素の分泌量を、増加させる働きを持っています。そのため紫外線による肌へのダメージは、ハリを失うことに関係しています。

美容の大敵になる乾燥

肌の表面には角質層があり、十分にうるおっていることで、外部刺激から肌を守ります。しかし肌が乾燥するとバリア機能が低下してしまうため、肌が紫外線や乾燥のダメージを受けやすくなってしまいます。肌の乾燥状態が改善されないと、徐々に肌がたるみやすくなります。

生活習慣の乱れ

睡眠不足や栄養が偏った食事を続けていると、新陳代謝が悪くなり肌のターンオーバーが乱れ、肌の老化を加速させます。また、喫煙はコラーゲンの合成に必要なビタミンCを破壊してしまうので、ハリが失われる原因になります。

ピンッとしたハリ肌に!

一度たるんでしまうと、セルフケアで完全に元に戻すことは難しいのもの。しかし日々のスキンケアや紫外線対策、食生活の改善によって、今以上の肌のハリ低下を防いだり、たるみの進行をゆるやかにすることができます。顔をたるませない予防法についてご紹介します。

紫外線対策

肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンに影響を与える紫外線を防ぐためには、日焼け止めがかかせません。ただ、日焼け止めは朝の化粧下地のみ!という人も多いはず。汗や皮脂の分泌でメイクが崩れると同時に、日焼け止めの効果も低下してしまいます。メイク崩れが気になったら、放っておかずに塗り直しましょう。また室内でも紫外線は窓を通過して差し込んできます。太陽が出ている間は、室内にいてもこまめに紫外線対策を行いましょう。

UVカット効果もあるパウダーファンデーションは、日中のメイク直しにも使い勝手がよいアイテムでおすすめです。ちょっとした積み重ねが、紫外線ダメージから肌を守り、若々しい肌を保つことにつながります。

化粧品選びとスキンケア

スキンケアでのたるみ予防で重要なのは保湿ケアです。セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸といった保湿力に優れた成分が、豊富に含まれている化粧品を選び、肌が乾燥しないように保ちましょう。

また美容液は、他のアイテムよりも水分や美容成分が凝縮されているため、積極的に使ってみましょう。乾燥している部分やハリが気になる部分には、重ねて塗り込みましょう。肌をこすったりせず、優しくなじませるように使います。

表情筋を鍛えるエクササイズ

表情筋の衰えもたるみにつながるため、メイク前にちょっとしたエクササイズとしてとり入れてみましょう。

口周りの筋肉を鍛えるエクササイズ

  1. 棒状のもの(箸など)を床と並行に歯で挟む
  2. 挟んだまま口角を徐々に上げていく
  3. 口角を上げたままの状態で30秒間キープする
  4. 同様に1から数セット繰り返す

肌におすすめの栄養・食材

イキイキとした肌のためにも、普段の食事からとる栄養は重要です。栄養バランスのとれた食事を第一に、以下の栄養や食材ももれなく摂取するようにしましょう。

タンパク質
肌の材料になる栄養素。ダイエットを気にして野菜中心になると、タンパク質不足に陥りがちです。健やかな肌をつくるのに欠かせない栄養素なので、女性が一日に必要な摂取量として50gは摂取するようにしましょう。
タンパク質を含む食べ物:肉、魚、納豆などの大豆食品
コラーゲン
水分を保持する働きがある成分です。体内ではアミノ酸に分解され、筋肉、骨、肌などにいきわたり組織をつくりだす材料となります。肌だけでなく、血管や内臓などにも多く含まれる栄養素です。
コラーゲンを含む食べ物:手羽先、フカヒレ、うなぎ、ゼリー
ビタミンA
粘膜を守り、骨や皮膚、目の健康を保ちます。不足すると肌の乾燥やニキビ、肌荒れなどの不調が起きやすくなります。
ビタミンAを含む食べ物:レバー、うなぎ、海苔、とうがらしなど
ビタミンC
繊維芽細胞の働きを活発にさせるので、コラーゲンの摂取時には一緒に摂取しましょう。また抗酸化作用があり、肌のエイジングを防ぎます。
ビタミンCを含む食べ物:アセロラ、青汁、ピーマン、キウイなど
ビタミンE
活性酸素の働きを抑える効果があります。また血行の流れを良くする働きがあるので、肌の健康には欠かせない栄養素です。ビタミンCの働きをサポートするので一緒に摂取するのがおすすめです。
ビタミンEを含む食べ物:アーモンド、かぼちゃ、レモン、玄米など
大豆イソフラボン
コラーゲンやヒアルロン酸の生成には、エストロゲンというホルモンが関係しています。大豆イソフラボンはエストロゲンと構造が似ているので、作用の代替を期待されている成分です。
イソフラボンを含む食べ物:豆乳、油揚げ、きな粉など

まとめ

年齢を重ねるとどうしても肌のハリが低下していきますが、スキンケアや食事を意識的に見直すことによって、ハリをケアすることができます。日ごろから対策を行い、肌環境を整えるようにしましょう。

今すぐ読みたい

「ハリ不足」の関連情報

おすすめ情報