エイジングケア素材・成分
2018.09.18

本当に効果はある?コラーゲンの種類や効果的なとり入れ方

美容成分として知られるコラーゲンですが、種類や摂取方法はさまざま。ここでは、コラーゲンの種類や効果的なとり入れ方などを医師監修のもとご紹介します。

コラーゲンを検討する女性

美容ドリンクやサプリメントなど、何かと耳にすることも多い「コラーゲン」。しかし、コラーゲンがどんな物質でどんな効果があるのか知らないまま、なんとなく摂取していませんか?コラーゲンの性質を正しく理解して効果的に摂取できるように、ここではコラーゲンの種類や気になる摂取方法について解説します。

コラーゲンとは?

コラーゲンとは、タンパク質の一種。炭水化物、脂質にならび、三大栄養素の一つであるタンパク質は細胞と細胞を結ぶ役割を担い、体を構成する重要な成分です。コラーゲンは私たちの体内にあるタンパク質のうち、約30%もの割合を占めており、骨や血管、関節などに多く含まれています。

肌のハリをつくるコラーゲン

コラーゲンは肌にとっても重要な成分。肌の真皮層を形成する物質のうち、およそ70%がコラーゲンで構成されています。真皮では、コラーゲンが網目のように張り巡らされ、まるでベッドにあるスプリングのように肌のハリや弾力を保っています。

しかし、加齢や紫外線ダメージによってコラーゲンが減少すると、肌のハリや弾力は低下。その結果、シワやたるみといった肌トラブルにつながってしまうのです。若々しい肌のためには、コラーゲンの減少を防ぐケアが欠かせません。

コラーゲンの種類はさまざま

一言にコラーゲンと言っても、現在までに分かっているだけでも約29種類ものコラーゲンが存在します。コラーゲンはアミノ酸がいくつか結合した「ポリペプチド鎖」が3本集まってらせん状になっていますが、アミノ酸やポリペプチド鎖の組み合わせによってⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型…と分類されます。

代表的なコラーゲンの種類の役割をご紹介しましょう。

Ⅰ型コラーゲン
体内に最も多く存在するコラーゲン。皮膚を始め骨や腱など形成し、弾力や強度を保持します。
Ⅱ型コラーゲン
関節や軟骨に多く、水分をためこむ作用があることからクッションのような役割を果たします。その他にも角膜や硝子体の成分になります。
Ⅲ型コラーゲン
皮膚や臓器、血管壁にあり、組織の柔軟性を与えるコラーゲンです。赤ちゃんの肌に多く含まれるといわれており、肌のハリや弾力を担っています。
Ⅳ型コラーゲン
基底膜にあり、皮膚の真皮と表皮をつなぐ働きがあります。
Ⅴ型コラーゲン
血管や胎盤、平滑筋(へいかつきん)に主に存在します。Ⅰ型、Ⅲ型コラーゲンが含まれる組織でも見られます。

コラーゲンはどう補えばいい?

肌だけでなく、体にとっても大切なコラーゲン。新陳代謝を繰り返すことにより生み出されていますが、年齢とともに減少し、また分泌量も減っていきます。ではどのようにコラーゲンを補ったらよいのでしょうか。

よく聞く方法として、化粧品、食事、サプリメントや美容ドリンクを通した摂取方法について、見ていきたいと思います。

化粧品でコラーゲンは補える?

化粧品に「コラーゲン配合」と記してあるものがよく見られます。一般的な化粧品に配合されているコラーゲンの分子は大きいため、残念ながら真皮層まで届くことは難しいことが多いとされています。

コラーゲン成分の直接塗布では「ハリ」「弾力」は期待できないでしょう。その代わりコラーゲンは肌に高分子の膜を張り水分を保つことができるため、肌表面の乾燥を防ぐ「保湿成分」の効果は期待できるようです。

食材を通しての補い方

コラーゲン減少を補うために、食事でコラーゲンを摂取することがよいというイメージが一般的に広まっています。しかし、これに関しては勘違いをしている人も多いのです。

食べたコラーゲンは私たちの身体に吸収される際、主に腸内でアミノ酸に分解され吸収されます。そのアミノ酸はコラーゲンに戻るものもありますが、すべてがコラーゲンになるわけではありません。つまり、食べたコラーゲンは全てがそのままコラーゲンとして使われるわけではないのです。

ただし、コラーゲンが豊富に含まれる食材を通してとり入れるという方法は、直接的ではないにせよ効果がある可能性があります。

コラーゲンを多く含む代表例としては

  • 手羽先
  • 鶏軟骨
  • 牛すじ
  • 豚白モツ
  • フカヒレ

などがあります。冷めたときに「煮こごり」という、ゼラチン状のプルプルしたもの、これ自体がコラーゲンなのです。またサケ、ウナギ、イワシ、アジ、ブリなどの魚類にもコラーゲンは多く含まれていると言われています。魚類の場合は特に皮や骨に多く含まれているため、皮も残さずに食べることをおすすめです。

コラーゲンボールといったあらかじめ食材から抽出したコラーゲンをボール状に固めたものも販売されていますが、大半が脂肪分からできているため、別の食材と比較すると高カロリーのためとり過ぎには注意しましょう。

食事を通してコラーゲンを補う場合は、栄養バランスとカロリーを意識し、無理なく継続していくことが大切です。

美容ドリンクなどサプリメントはビタミンCと一緒に

では、錠剤タイプや美容ドリンクなどのサプリメントを通してコラーゲンを補うという方法はどうなのでしょう。かつてはコラーゲンのサプリメントは分解されてアミノ酸としてのみ吸収され、コラーゲンにはならないと考えられていました。

ですが最近では、コラーゲンペプチドとして吸収されやすくなっているものや、コラーゲン自体の体内生成をサポートするものなど、サプリメントやドリンクも多様な種類があるようです。

コラーゲンを体内で増やすことについては、『注目の素材!化粧品にも含まれる卵殻膜の美肌効果とは』でも詳しく紹介しています。

また、覚えておきたいポイントとしては、ビタミンCがコラーゲンの生成で必要であるということです。ビタミンCはコラーゲンを安定させる力があり、強いコラーゲンを作り出すためにはビタミンCが欠かせません。ビタミンCは体内で生成することはできないので、食材やサプリメントで一緒に補うことが理想です。

まとめ

「肌によい」というイメージのコラーゲン。改めてコラーゲンの性質や種類、とり入れ方のポイントなどをご紹介しました。減少していくコラーゲンを補うことは、肌老化を食い止めるひとつの手段です。自分に合った方法を選び、コラーゲンを積極的に摂取することでいつまでも若々しい肌をキープしましょう!

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